2進化ポケモンを使うときの定石、ふしぎなアメの真価とは？

2016年9月6日ポケカコメント (2)

昨日ギラダークに衝動サザンを上手く合わすにはどうすれば良いかを考え、その後は別のデッキの作成を行っていました。
そのなかに2進化ポケモンを使おうとしたデッキだったのでデッキパーツ候補にふしぎなアメもストレージから机に並べていました。

そこでふと思いました、なぜオレは今ふしぎなアメをほぼ迷わず出したのか。
別に2進化を使うからといってふしぎなアメが必須というわけではない、しかしほとんどの人は2進化ポケモンを使う際ふしぎなアメを加えるかを検討はする。

使う使わない関係なくまず頭に浮かぶのはふしぎなアメ、対戦しているときも2進化ポケモンのたねポケが出てくるとまず次のターンアメから進化されたらやだなと考えることが多いと思います。(ラフレシアは違うけど)

いうならふしぎなアメは2進化ポケモンを使う上で定石ともいえるカードです、アメから2進化ポケモンを展開して優位な状況を作る。

BWレギュではトランスサザンドラ、ダイビングエンペルト、漠流カメックスとアメ進化から主導権を握るデッキがありました。
少し違ったのはガブリアス、これはアメがいらないわけではなくガバイトとドラゴンコールが優秀だったためアメを使う必要がなかった。しかしそれでもアメからの奇襲、無かったわけではない。

XYで2進化で結果を残していたデッキには先読みエルレイド、コルニがエルレイドとアメを同時にサーチできるため成功率が格段に上がりました。さらにコルニを使うだけでエルレイドの火力も上がり、山札操作にやりコルニによるドローができないデメリットをカバーしていました。

アメを必要としないのはゲッコウガとラフレシアでしょうか、これはラフレシアはスタジアムによりアメより進化が早い。ゲッコウガはゲコガシラの水分身がキーとなっていますのでアメが必須ではない、バルーンという水分身の隙を埋めることもできますしアメからの奇襲もできる。まるでBWレギュのガブみたいですね。

となるとエルレイドはエンペルトでしょうか、ドローを補助しつつアタッカーとなる。トランスサザンは1進化のフレフワン、漠流カメックスにはマグネジバコイルでしょうか。

そんな中でこれらの2進化ポケモンの共通点は早くに進化することで試合の主導権を握るということ、つまりアメを使って進化すること自体がキーとなる。トランスは違うのではないかと思われますが、トランスサザンはダークパッチというエネ供給能力の高いカードがあったためそれを素早く攻撃に活かす方法がトランスだと思っています。フェアリーもジオコンで増やしたエネをすぐに活かすフレフワンを立てる、これはほぼ流れですね。

そう考えたとき衝動サザンはどうなのかと思いました、衝動サザンはそんなに早く進化させることが必要なのか。現時点でアメは採用しています、しかし勝っている試合では確かに2ターンテーブル目にサザンに進化するときもありますが衝動が活きてくるのは中盤から、序盤は悪の波動の火力が上がってラッキーと思う程度。

そして負けるときはアメが手札に集まりすぎたり、サザンへの進化を狙うがあまり場が整うこと自体が遅れるといった点。

もしかして衝動サザンはアメが無くてもいいのではないか、序盤は本当に通常のギラダークの動きでいいのではないか。よか考えたらPPMで場が整っているギラダークに対して、ワザワザフラダリなどを使ってまだ進化していないモノズやジヘッドを倒す必要があるのだろうか。確かに進化されたら厄介ですが場が整ったギラダークは火力を180前後維持してくる、しかもまわしで耐久も上がっている。
フラダリするならモノズ達ではなく火力の元となるダブドラついたギラティナとかが妥当な気がします、だったら別にアメ進化ではなくゆっくり育てたらいいのではないか。フラダリでギラティナやられてもジヘッドがいれば次は衝動でその辺をカバーできる、大きなデメリットは無さそうだ。
あるなら確かに速度が遅い、しかし衝動サザンを使っていて一番手応えがあったのは後半の地力が凄いということ。もしかしたら速度の遅さは気にならない何かを秘めているかも知れない、かけてみる価値はありそうだ。

2進化にはふしぎなアメ、この定石を壊してみる。上手くいかないなら積み上げてきたものを一度崩してみるのも悪くないのかもしれない。